発症3日目 病院へ行く
7月31日。土曜日。
相変わらず熱は38度後半。
それでも倦怠感と筋肉痛が薄れてきたので、解熱剤の効果もありぐっすりと眠れる。
そうは言っても心配なので発熱外来は朝イチで電話。
幸い夕方に予約が取れたので、それまでベッドの上でゴロゴロ。
解熱剤を飲み、眠りについて汗をびっしょりとかいて起きる。
お昼過ぎに目が覚めて熱を測ってみると36.5度。
おや?
今まで薬飲んでも36度代まで下がることはなかったので、体もだいぶ楽。
だけど頭痛だけは残っている。
そういえば昨日は水分補給しかしてなかったから、少しお腹に入れとくか。
と思ったけど、ゼリーで精一杯。
それでも夕方、病院に行く直前まで36度代。
どこか自分の中でも安心感が漂う。
一般外来を終えた後の病院へ行き、直接隔離された診察室へ。
暫くして先生がやってきて、コレまでの経過を聞かれる。
周囲に感染者もいないし、まぁ大丈夫だと思うけど…
抗原検査だからすぐに結果が出るからと、インフルエンザの検査も同時に行うことに。
看護師さんに鼻の奥をグリグリされて、検査キットにセットする…
ここで看護師さんの様子が何かおかしい…
5分から10分で結果が出ますんで。
と、検査キットを置いて一旦いなくなる。
隙をついてパシャリ。
上がインフルエンザ。
これは1番左のCにラインが入ってるから違うな。
下がコロナか…
う〜ん。なんか右にクッキリとラインが入ってるな…
いや。
でもまさか。周りに誰もかかった人いないし…
充分注意してきたし…
看護師さんが再びやってきて、陽性出ちゃいましたと…
え?
目の前真っ暗になりました。
まさか自分が…
すぐに保健所に登録しなければいけない事や、後に保健所から連絡が来ることなどの説明を受けたけど、正直動揺してて半分くらいしか話が入ってこない。
肺炎おこしてないか検査するため、CTも撮ることに。
CT担当の看護師さんも、優しく接してくれてちょっと泣きそうになる。
だって俺、コロナですよ?
近づいたらうつるかも…
考えてみれば、医療従事者の方々は今までずっと、こんな環境でやってきてるんだな…
突然自分が当事者になって、激しく動揺してるけど。きっと近くにいたら恐怖心もあるだろうけど…
本当に感謝です。
この日はとりあえず説明を受けて、薬をもらって帰ってくる。
家に帰り家族は説明。
保健所から連絡来ないと何ともいえないけど、病院では家族は濃厚接触者になること。
外出はできなくなることを伝えて隔離部屋へ。
夜は、倦怠感や筋肉痛がほぼ無くなったため、体力的にはだいぶ楽。
それでも熱は37.6度。
食欲はなし。
ちなみに味覚確認のため梅干しを食べてみる。
やはり、しょっぱさは感じず苦味のような感じ。
4日目へ。